やめようと思えばやめられるんだからな!
嵐が活動休止を発表し、半年が経った頃私は突然情緒不安定になりました。
『嵐って解散するんだよね?』
『活動休止ってことは解散だよね?』
『どうせ解散するのに何でまだ好きなの?』
おそらく大多数の嵐ファンがこのようなデリカシー皆無野郎たちに絡まれたことでしょう。
解散と言いたいだけの冷やかし。
『解散じゃなくて休止だよ!』
そうやって正論をかますと、ムキになってると笑われる。
やりようのない私の怒りは嵐に向きました。
もちろんあり得ないことだっていうのはわかっていたのですが。
ただ、鬱憤を晴らすにはそこしかなかった。
嵐のアンチになるという選択肢は無い。
SNSで誹謗中傷を行うという過激派になるということでも無い。
私に残された道は
『嵐のファンを続けるか否か』
であり、嵐をどうやって応援していこうかと議論を重ねる鑑のようなファンとは到底やりあえそうに無かった。
活動休止発表当時、私は受験生ということもありかなりストレスのかかる生活を送っていた。
自律神経失調症の症状も現れ始め、限界だった。
私の生きる糧は、ずっと前から嵐だったから。
そんな嵐が突然世の中から(一時的ではあるけれど)姿を消すというのは、心の真ん中を大きいスプーンですくい取られたような状況。
え?私の生きる糧は?
そして、追い討ちをかけるデリカシー皆無野郎。
もう、無理。
こんな状況に追い込んだのは、嵐じゃん。
なんでただ嵐を好きだった私が、こんな嫌な思いをしなきゃいけないの?!
嵐ファンでいる限り、こうやってストレスが溜まっていくんだったら、いっそのことファンなんか…
そこまで考えて私は踏みとどまった。
『ファンなんていつでもやめれるじゃん』
そう。
考えれば、ファンなんていつでもやめられた。
好きでいることを拒否することは、いつであっても絶対にできる。
割り切ってしまえば、あとは自分の気の向くままに嵐を好きでいればいいだけじゃないか。
私は嵐ファンをいつでも辞められると言いながら、いつ辞めようかなんて考えていなかったのです。
今もずっとその状態が続いていて、やっぱり嵐のファンのままなのです。
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